こんにちは。ただのぼんじんくんです。
このブログは、日々勉強したことやぼんじんくんが実践していること、気づきなどの実際に使えるテクニックと共に考え方を紹介しています。
同僚のA子さんは、今月も売り上げトップか〜。。。
僕だって頑張っているのに なんでこんなに違うんだろ〜。。。
それはね ぼんじんくんの商品の説明は 情報を話していて、
A子さんは ストーリー仕立てにしているからなんだよ!
ストーリー?
商品の説明をするときは 商品の性能とか 前の商品との違いとか
商品の良いところを説明しないとダメでしょ?
もちろん 商品の良いとろを伝える事は大切だよ!
その伝え方が 情報なのか ストーリーなのかで
大きく違ってくるんだよ!
ストーリーを伝えることができれば、あらゆる人の心を掴むことができる。
映画や小説のように壮大な物語はなくていい。
情報≠ストーリー
人は人から話を聞くときは、ストーリーを求めているのに、自分が話をするときは、情報を話してしまう。
面接でも営業でも、何かを伝えるときには、ひたすらに情報を相手に与えてしまうことがある。
今までの自分の実績、殿の大学を出て、何を勉強してきたのか?営業であれば、商品のスペックを細かく伝え、前の製品との違いが何なのか?を伝えてしまいます。
しかし、この情報で何かを掴めるでしょうか?でもこういう人は、いっぱいいます。
だから、この記事を読んでいるあなたに言いたい。
人生は、ストーリーの伝え方がすべて。物語を制する者は、人生を制するということを。
今回紹介する本
今回、紹介する本は、【心に刺さる「物語」の力】
効果的なストーリーの3つのポイント
では、なぜストーリーが情報より効くのか?
人が心を動かされ、行動を変えるときには、3つのチェックポイントが必要だと、本書では言っています。
ストーリーは、そのチェックポイントをスムースに通ることができます。
①注意を引く
「私の話を聞いてください。」と言って、注意を引いてから何かを伝えるわけですよね。まずは、注意を引かなければなりません。
そのときに、ストーリーだと注意を引くことができるんです。
「冬の寒い日に、笑いながら死んでいった、男の話をさせてください。」って言われたら何か聞いてみたくなりませんか?
人に何らかの影響を与えたければ、まずは注意を引かなくてはならない。なぜなら、あなたのことを誰一人見ていなければ、感化することができないからです。
しかし、ストーリーを語れば、注意を惹きつけ、感化し、人を動かすことができるようになります。
例えるならば、子どもが寝る前に絵本をせがむようなものです。
あなたにも経験があると思います。
寝る時間になるとお気に入りの絵本をお母さん、もしくはお父さんの膝の上で何度も読んでもらった経験が。
「むかし、むかし」から始まる物語に注意をグーっと惹きつけられたことがあるはずです。
②感化させる
そこで、注意を惹きつけた後にすることが「感化させる」ことです。
感化というのは、行動を起こさせるということです。
例えば、注意を惹きつけるストーリーの後に「それが、この曲なんです。聞いてください。」となったら聞こうとするんです。
「それが、この商品なんです。」と言われたら買いたい、買おうとなること、これが行動の変化(感化)なんです。
このきく準備をさせる(注意喚起)、行動を変えさせる(感化)がストーリーの力なんです。
③変容
ストーリーの力は、これだけではないんです。ストーリーには、持続力もあるんです。
あなたは、自分の好きなマンガやアニメ、ドラマなどのストーリーを憶えていませんか?
ストーリーって定着するんです。持続力がすごいんです。
注意喚起して、感化させるとそれが持続するんです。
ストーリーで一度、感化されると何度も何度も効果を発揮するんです。
だからストーリーは、強いんです。これが「変容」なんです。
ストーリーを語れば、インパクトを与え(注意喚起)、アクションをチェンジさせ(感化)、持続させる(変容)という、長期のファンになってもらえるんです。
何か物を売るときに、情報を与えて買ってくださいでは、そのときにもし買ってもらったとしても、2度目、3度目を買ってもらえる可能性は、低いのです。
だから、ストーリーを語るのです。
ストーリーの作り方
では、ストーリーはどうやって作ればよいのか?
ストーリーを作るための要素は、3つです。
①共感できる主人公
一つ目は、共感できる主人公を置きましょう。
親近感が湧くような、共感できるキャラクターを主人公にしてストーリーを語ります。
共感する部分は、できればネガティブな方がよいです。
例えば、仕事でミスばかりで毎日怒られているサラリーマン。
勉強が嫌いで、テストで毎回赤点をとっている高校生。
肌荒れがひどくて、赤ら顔の自分など
②感情を見せる
二つ目は、本音の感情を見せることです。感情を赤裸々に表し、喜怒哀楽を表現していきます。
そこで、一番いいのが、葛藤と苦悩です。
等身大で葛藤する様子をストーリーに入れ込むとよいです。
それはなぜかというと、人は誰しもが葛藤や苦悩があるからなんです。
葛藤や苦悩が全くない人なんていないんです。
みんな、何かしら葛藤しているんです。悩んでいるんです。
葛藤や苦悩を表現していくことで、主人公と自分を重ね合わせていくんです。シンクロさせてくんです。
③ディテール(詳細)
主人公とシンクロさせていくには、ディテールが大切です。
ディティールは、さらに2つに分けることができます。
一つ目は、シーンのディティール。
シーンのディティールは、出来事にフォーカスしていきます。
シーン全体を均等に表現するのではなく、1つのできごと、例えば、一日や一瞬といった一部分にフォーカスを当てていきます。
何か成功したときや気持ちが変わった瞬間を切り抜くととてもいいです。
そして、その瞬間を細かく描写していきます。描写する時は、できるだけ細かい方がより効果的です。
例えば、「あなたと話したときにこう思ったんだ。」より、「あなたと新宿でごはんを食べながら話をしたときにこう思ったんだ。」のほうが良いです。さらに「あなたと新宿の〇〇ビルの△△(レストラン名)で夜ごはんを食べながら話をしているときにこう思ったんだ。」と細かく描写するといいです。
もっと細かくその瞬間を切り抜いてももちろんいいです。
その瞬間にフォーカスするように、スローモーションをかけるように描写することが大事です。
2つ目は、キャラクターのディティールです。
主人公となるキャラクターのディティールを描いていきます。
主人公の容姿、口癖、好きなもの、好きなこと、嫌いなもの、嫌いなこと。
こういったものを細かく描いていくことで、より共感できるキャラクターを作っていきます。
ディティールを細かく描くと想像力によって、グーっと気持ちを掴まれていきます。
共感できる主人公か?共感できる表現ができているか?ディティールを描けているか?
3つの要素を作ることができたら、次は構成に入ります。
どんな構成にするか?
日常があって、何かが変化して、新たな日常が起こる
平々凡々な日常があり、そこに日常に変化をもたらす出来事(事件)が起こる。
そこから、また新たな日常が始まり、続いていく。
これがストーリーの基本構成です。
物語の基本構成はわかりましたが、この物語の構成の中で、一番大事なのはどれでしょう?
それは、日常です。
一見すると爆発が一番大事そうに思えますが、実は日常がいちばん大事なのです。
爆発を切り取ったものが何だか、あなたはわかりますか?
そうです。ニュースです。ニュースは、起こった出来事しか説明されていないんです。
爆発の部分だけを切り抜いたのがニュースなんです。ニュースで何か事件があったことを知ったとしても悲しんだり、怒ったり、心が動かされることってあまり多くないと思うんです。
それは、なぜかというとその前の日常がわからないからなんです。
日常を共有していないから、大きな爆発があっても心を動かされることがないんです。
つまり、日常を描かずに爆発のピークポイントだけを描こうとすると聞き手には届かないんです。
最も大事なのは、事件(出来事)が起きる前の日常なんです。
ストーリーの種類
構成がわかったら、どんなストーリーがあるか考えていきましょう。
ストーリーには4種類あります。4種類のストーリーを目的や手段に応じて使い分けることができれば、あなたは無敵のストーリーテラーにあることができます。
商品のストーリー
一つ目のストーリーは、商品のストーリです。
売りたい商品、おすすめの商品があった場合、価格や大きさ、量などの情報にフォーカスするのは、ダメです。
大事なのは、情報より人物(キャラクター)です。
その商品に携わっている人の思いとか、その商品を作った人の気持ちなどが描写されているといいです。
例えば、スーパーの野菜売り場にある生産者の写真とともに、生産者の経歴だったり、どんな風に野菜を作ったのかという人物にフォーカスしていきます。ストーリーの主人公は、共感できるキャラクターです。
今回であれば、生産者(人物)を主人公にしたストーリーでした。
商品のストーリーを言うときは、必ずバックボーンの人物のストーリーにするのが良いです。
主人公を誰にするのかというのは、その時によって変えていきます。
生産者だったり、商品を仕入れた人だったり、その時々で選んでいきます。
ポイントは、モノではなく情報でもなく人ということです。
創業者のストーリー
二つ目は、創業者のストーリーです。
創業者のストーリーは、どんな時に使うかというと、それは、投資家に訴えたい時、もしくは、コンペとかでどっちの会社を選んでもらうかという時です。
もちろん消費者に届ける時にも必要となります。
なんで、この事業を起こしたのか?創業者がどんな人物なのか?
例えば、アップルの創業者のスティーブ・ジョブズがこういう人間だったという話をたくさん聞いたことがあると思うんです。
しかし、その話はiPhoneの説明ではないし、Macの説明でもないんですよね。
だけど、その話を聞い後、 iPhoneやMacのパソコンを買いたくなってることありますよね。
このように創業者のストーリーは、ものすごいパワーがあるんです。
目的のストーリー
三つ目のストーリーは、目的のストーリーです。
これは、消費者に向けてのものではなく、仲間に向けてのストーリーです。
これは、身内の仲間に向けて、チーム力をアップするときに使うストーリーです。
例えば、部活動で大会があった時、卒業前の最後の大会で、さらに顧問の先生もこの大会を最後に顧問を辞めると知れば、絶対に勝ちたいですよね。
こんな時に今までの辛かった練習を乗り越えてがんばってきた話。
いっぱい怒られたけど、正面から向き合ってくれた先生の気持ちに応えるために、「絶対、勝つぞー!!」って、先生を喜ばすためにチーム一丸となるために目的のストーリーを語るんです。
お客様のストーリー
4つ目のストーリーは、お客様のストーリーです。
「この商品を買って使ったら、こんな風に人生が変わった。」こういうのをよく見ると思います。
ネットにあるお客様の声がお客様のストーリーです。
お客様自身を共感できるキャラクターにして、商品を買って使ったら、爆発が起きて新しい人生が始まったという、実体験をストーリーにしているのです。
実はこれ、商品ストーリーと対になっているんです。
商品に対して、お客様の視点からだと、お客様のストーリーになり、生産者や販売者の視点からだと商品のストーリーになっているんです。
この4つのストーリーを使い分けることで、商品を売ったり、投資家に融資してもらったり、チームの士気を上げたりできるんです。
ストーリーの作り方・見つけ方
有名企業の社長とか、芸能人みたいなストーリーなんて無いよっていう方、安心してください。
誰にでもストーリーはあるんです。
初体験にフォーカスする
ストーリーを見つけるには、初体験にフォーカスすることです。
何でもいいので、初めてやったことを書き出してみましょう。
例えば、社会人だったら、入社して初めて出社した時とか、初めて一人暮らしをした時など初めて〇〇した時というのは、ターニングポイントが詰まっています。
あなたの日常の初めてを探してみると、必ずストーリーになっています。
FAQをつくる
ホームページや説明書によくあるやつです。
よくある想定質問があって、その答えが載っているやつです。
あなたにもよくされる質問ってあると思うんです。
よくある質問には、人の興味が詰まっているし、人の興味があるポイントは、人とあなたが違うポイントなんです。
人が興味あるポイントからストーリーを作ろうとするのも作りやすいです。
持論
例えば、店頭に対して態度の悪い人とは付き合わないなどの持論があったとして、その持論があったとして、その持論の裏には必ずといっていいほど、ストーリーがあるんです。
何か経験や体験があって、持論が生まれてるはずです。
持論が生まれるくらいの強烈な体験があるはずなんです。
掘り出したものを4つのストーリーのどれにあてはまるかを考えてみるんです。
これは商品のストーリーに使える。これは、創業者のストーリーに使える。とか当てはめてみるんです。
まとめ
一度ストーリーを作ったら、それをストックしておいて、誰かに話すときに取り出して話をするんです。
そうして作ったオリジナルのストーリーを語ったら、なかなかあなたのストーリーから離れられなくなるということです。
このストーリーの力は、人を掴んだら離さないんです。
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